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疲れによる眠りへの悪影響

疲れによる眠りへの悪影響

ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】  2023.5.10放送

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 疲れすぎはよくない…?

GWが終わり、だんだんと疲れが出てくる頃ではないでしょうか?
旅行やショッピング、キャンプやスポーツなど非日常は楽しいのですが、エネルギーも使ってしまいますよね・・・。

ほどよい疲れは、その日の夜によく眠れる刺激となりますが、疲れすぎると悪影響を与えることもあるんです!!

◆「疲れすぎ」による眠りへの悪影響

・過覚醒

これは心身にストレスを受けていると、それに対抗するために気を張りすぎてしまい、神経が過敏になることで、
いざ寝ようと思ってもその緊張が抜けず、「体は疲れているのに上手く眠れない…」という状態になる現象です。

・いびき

喉の周辺の筋肉を制御する機能までが疲れてしまうと、緩みすぎて気道が狭くなり、いびきが出やすくなります。

・こむら返り

ふくらはぎの筋肉がつって激しく痛むのが「こむら返り」。
これは、脚の筋肉疲労脱水冷えなどでの血行不良により就寝中に起こることがある現象です。

・金縛り

こちらは、不規則な生活と過労によって、浅い眠りと深い眠りを繰り返している「睡眠周期」が崩れてしまうことで起きやすくなる現象のことです。

疲れからくる睡眠への悪影響をいくつか挙げてみましたが、皆さんいかがでしょうか。

とても疲れている時は、ついついふとんに直行したくなるものです。
しかし、いったん入浴やストレッチなどで体の緊張をほぐしてから眠りについた方が、悪影響を抑えて、眠りによる疲労回復の効果を得やすくなります。

ただし、“絶対にやめたほうがいい”というものもあります!!!

それが、「うたた寝」です!

◆「うたた寝」は要注意

まだ眠る時間でもなく、寝る準備も出来ていないのにソファーなどで、ついつい「うたた寝」してしまうことってありませんか?

眠る準備をしない中での睡眠なので、明かりや無理な姿勢といった刺激があります。
その結果、「うたた寝」は、十分な深い睡眠にはならずに、ダメージ修復に重要な成長ホルモンが出るチャンスをつぶしてしまっていることになるのです。

 「うたた寝」は貴重なチャンスも奪い、さらに眠るためのエネルギーも使ってしまっています。
そのため、いざふとんで寝直しても「いい睡眠」になりにくく、そして効率のいい疲労回復にも繋がらないとされています。

とっても、もったいないですよね...。

また、疲れた状態が続いたり、繰り返されている状態は「慢性疲労」といって、多くの働き世代が抱えているとも言われています。


さらに、休んでも改善しない原因不明の極度の疲労感が長く続き、生活に支障がでる「慢性疲労症候群」という病気もあります。
こちらは、微熱や気分障害、不眠や過眠といった睡眠の問題を含むこともあります。

また、他にも病気が隠れている可能性もあるので、極度の疲労感が続く場合は、ただの疲れと侮らず、早め早めに対策をとってください。

無理はしないようにしてくださいね♪

 


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