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眠れない原因

眠れない原因

ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】  2022.08.24放送

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残暑が厳しいとなかなか寝付けない…ということがありますよね。
眠れない原因として、暑くて寝苦しいことや睡眠障害、ストレスなどがあげられるかと思いますが、
実はその他にも眠れないのには様々な要因があるんです。

そこで今日は、眠れない原因を様々な角度から見ていきましょう!

■寝具

眠れない原因の中には、寝具が関わっていることがあります。

寝具が体に合っていない、季節に適していない、買い替え寿命がきている…など様々な原因が考えられます。
なんだか最近眠れないな…という方は現在使用している寝具を見直してみるのもいいかもしれません。

その他、締め付け感があったり、蒸れやすい素材のパジャマは寝るのに適していないので、
寝る時の服装にも気を付けてみてください。

■食事

次に食事はどうでしょうか?

寝る前に食べてしまう…というお悩みをよく聞きますが、食べるタイミングだけでなく、
何を食べたかといった内容も大事になってきます。

例えば、タンパク質は睡眠ホルモンといわれる「メラトニン」の元となるため、
タンパク質の不足が起こっていないかは注目したいところです。

アメリカの研究で、栄養士が考えたタンパク質豊富なメニューを摂るようにしたところ、
寝付きにかかる時間が短くなった
という研究結果もありました。

その他、鉄分不足や夜間低血糖なども睡眠の質に関係すると言われているように、睡眠にとって食事はとても重要です。

この機会に普段の食事の内容をぜひチェックしてみてください。

また、最近では栄養以外にも腸の状態と脳の状態が互いに影響し合うのだとする「脳腸相関」という考えもあります。
食事の内容はもちろん、腸内環境を整えるという視点も大事そうです。

■歯

意外な原因として、「歯」が関係していることがあります。

<食いしばりや歯ぎしり>

眠っている間に食いしばりや歯ぎしりがあるという方も多いかと思いますが、「噛む」という動作による衝撃は、
脳を刺激
します。
さらにアゴ関節周辺の筋肉こわばりは首や肩に伝わり、自律神経の働きを乱してしまいます。

自律神経が乱れると、寝付きが悪くなったり、睡眠の質が低下しやすくなってしまいます。

<歯磨き>

また、「歯磨き」は眠気を飛ばしてしまう刺激といわれています。
眠る前に歯磨きをする方も多いかと思いますが、寝付きが悪いなと感じる場合は歯磨きのタイミングをずらしてみる
といいかもしれません。

■住まいの環境

最後に住まいの環境について。

窓の防音や室内に取り入れる光の加減、断熱性能が低いなど、様々なことが睡眠に影響します。

いくら体や心の調子を整えても【うるさい・眩しい・暑い・寒い】簡単に睡眠を邪魔してしまいます。
睡眠が邪魔されず、心地よく眠ることが出来るように寝室環境を整えてみてください。

その他にも、ミントやレモンのような覚醒作用のある香りを焚いていないかもポイントです。
好みであっても覚醒作用のある香りは睡眠には不向きとなってしまうので、気を付けてみましょう。

■最後に

ザっと数点ご紹介しましたが、これらは眠れない原因のほんの一部です。

うまく眠れない…という日が多い場合は、いろんな角度から自分の睡眠を見直してみるのも良いかもしれませんね。