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適切な睡眠時間

適切な睡眠時間

ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】  2022.08.03放送

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 ロングスリーパーと過眠症の違い

平日はお仕事や学校などで決まって時間に起床しているかと思いますが、皆さんはお休みの日の寝起き
どのような感じでしょうか?

平日は睡眠不足だから、良かれと思って休日にたくさん寝ると、スッキリするどころか逆に頭が痛くなったり、
だるさを感じた
ことはありませんか?

これは「寝すぎたこと」によって自律神経の働きや睡眠リズムが乱れてしまったために起こる現象です。

■ロングスリーパーについて

年代によって睡眠時間は変化していきますが、一般的には9時間以上の睡眠を必要とする成人を
「ロングスリーパー」
と言います。
目覚めが悪くなくて、日中に眠気で困ることがないようであれば「ロングスリーパー」は病気ではなく、
個性の範囲として人口の数%が当てはまる
と考えられています。

睡眠時間が長めの人は、せめて体の負担が軽くなるように敷き寝具と枕には気を配ってみてください。

ポイントは3つあります。

①腰が痛くならない体圧の分散性があるか

②寝返りが打ちやすい硬さがあるか

③枕の高さはあっているか


ちなみに、ずっと同じ方向への「横寝」をしていると、下になった耳の三半規管に耳石といわれる
カルシウムの粒がたまりやすくなるため、「めまい」の原因になることもあります。

起きている間はコロコロと寝返りを打つと、予防になるのでお試しください!

■過眠症について

「過眠症」という言葉はご存知でしょうか?

よく聴く話として、「若い人の方が眠るためのエネルギーがあるので長く眠れる」というものがありますが、
「いくらでも眠れるから自分は過眠症だ」というのは間違いです。

 過眠症は夜間に十分な睡眠をとっていても日中に強い眠気に襲われる睡眠障害です。
それも、集中しなければいけないような場面でも「眠気」が起こってしまうレベルです。

睡眠障害と判断されるには

◆寝不足ではないか

◆不規則なリズムになっていないか

など、他の要因を除外していく必要があります。

もしや自分も…?と思われたら、まずは日ごろの睡眠環境を調べてみてください。

いつもより長い休みをとれる際は、自分の適切な睡眠時間を把握してみるのもいいかもしれません。

その他にも強いストレスや疲労がないかも見直ししてください。

うつの症状には「眠れない」だけでなく、逃避のパターンとして「ひたすら眠る」というのもあります。
しんどいな…と感じる時に少し長く寝る分にはストレス発散になりますが、社会生活に支障が出るほどになると
対処を考えてみてください。

 ■最後に

寝過ぎなのか、それとも自分には必要な睡眠時間なのか、判断するには「休養感」をチェックしてみてください!
起きた時に「休めた~」「回復した~」という感覚があることが大切です。

気持ち良く元気に日中を過ごすためにも、今一度自分の睡眠を見直してみてはいかがでしょうか?