時計と目覚めについて
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2022.06.08放送
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6月10日は「時間を大切にしよう」ということを日本に広めるために作られた「時の記念日」です。
ということで、今日は時計や目覚まし時計について見ていきます。
■オン/オフの時間の切り替え
とある企業で、
「1週間の中で最も大切にしている時間帯はいつですか?」
という調査がありました。
この調査結果を上位から見ていくと、「土曜日の22時台」が最も多く、次いで「金曜日の22時台」、「月曜日の6時台・5時台」となりました。
ここから多くの方がオンとオフの切り替えの時間を大切にしていることが分かります。
コロナ禍によってリモートワークが増え、時間の切り替えが上手くいきにくい…。という方も増えたのではないでしょうか??
そんな時に比較的簡単に切り替えられるのが、「服を着替える」ことです。
眠るためだけのパジャマを着ること、脱ぐことが「寝るぞ!」「起きるぞ!」の切り替えになります。
■寝室の時計について
皆さんは寝室に時計は置いていますか?
秒針が"コチコチ"と聞こえるタイプを「ステップ秒針」というのですが、この秒針の音は暗い部屋ではよく聞こえる
ように感じ、眠れない夜はそれがプレッシャーになってしまうこともあります。
一度気になり始めると、繰り返し気になってしまうこともあるので、寝室にはスーッと連続して秒針が動く
「スイープ秒針」というタイプの時計や、デジタル時計を置いてみてください。
また、夜中に目が覚めた時になんとなく時刻を確認してしまう方が多いかと思いますが、「起きるまであと何時間かぁ…」と考えてしまうと頭が冴えてしまうことがあります。
特にスマートフォンを時計代わりに使用している場合は画面の明るさが刺激となり、
すぐに眠りに入りにくくなってしまう恐れもありますので、なんとなくの時刻確認は気を付けましょう。
■理想の起床方法
理想的な起床方法は、起きたい時間あたりに自然と目が覚める「自己覚醒」だと言われています。
この起き方の場合、目覚めが良く、日中の眠気にも悩まされにくいことが分かっています。
「自己覚醒」は、睡眠不足ではなく、いつも同じ起床時刻であることが前提となりますが、練習すれば出来るようになるそうです。
方法は簡単です。
【眠る前に置きたい時刻を声に出すなど強く意識するだけ】
ほぼ成功したら自分なりにご褒美を用意しておくなど、楽しみながら続けるのもポイントです。
目覚まし時計も保険としてかけておきつつ、自分の中の体内時計を信じて試してみてください。
しかし、中には目覚ましの音にも気が付かず起きられない…という方もいらっしゃるかと思います。
気が付かないため大きめの刺激が強い音を選んでしまいがちですが、ただただ大きい音だとストレスがかかってしまう
可能性があるので、録音した音声をアラーム設定して、自分の名前など関心の高いワードで呼びかけるのがオススメです。
また、今は音以外にも「光」「振動」「におい」など、様々な起こし方の目覚ましがあるので、ご自身に合うものを
見つけてみてはいかがでしょうか?
良い睡眠と良い目覚めは、一日のやる気アップにも繋がります。
実践できそうなところから少しづつ試してみてくださいね!