ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2021.10.6放送
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10月10日は10がふたつで『ふとんの日』!
ふとんの知識の普及を図り、ふとんを通して健康な睡眠について考えてもらおうと2010年に制定されました。
寝具の見直し・メンテナンスはしていますか?
『ふとんの日』も近いということで、いつも使っているふとんにも意識を向けてみましょう!
◆寝具の買い替えの目安
掛けふとん…5年
敷きふとん…3年
※一般社団法人 日本寝具寝装品協会の定めによる目安
もちろん素材や使用条件によって変わります。
ワタのへたりや片寄り・汚れ・毛玉ができている・ほつれてきている・肌触りがゴワゴワしてきた…などと感じたらおふとんの寿命かもしれません。
極論でいうと、ふとんは破れない限り使えはします。
しかし【ちゃんと機能が保たれているか】【衛生的に問題がないか】などがポイントです。
この機会に改めて見直しをしてみましょう。
◆冬の寝具準備
そろそろ冬のふとんを出す季節です。
保存袋などに入れてふとんをしまっている場合は、出してそのまま使うのではなく、少し風に当てて時間を置くことをおすすめします。
本格的に寒くなる前に、寝具の入れ替え準備をはじめましょう!
◆寒さ対策
寒さ対策として、「寒ければ重ねる」「重たい毛布は暖かい」などと思っていませんか?
実は、寒いからといって何枚も掛けたり着こんだりしては逆効果になります!
理由としては、たくさん含んだ空気が断熱材となっているので、空気の層をつぶすように何枚も重ねると、その効果が落ちてしまうからです。
また、寝間着を多めに着込むことも、寝返りを妨げたり、締め付けによって血行が悪くなったりする心配があります。
毛布については、まず羽毛ふとんと併用する際、内側か外側かで悩まれることもあるかと思います。これについての正解は【素材で使い分ける】です。
アクリル毛布などは、あたたまった「ふとん熱」を逃がさないよう、ふとんの上に掛けて蓋の役割を持たせると、より効率的になります。
特に羽毛ふとんの場合、空気の層を潰さないため、軽い毛布を組み合わせることがおすすめです。
ふとんに入った瞬間のひんやり感が苦手な場合や、ふとんとの隙間対策に毛布を内側に使いたい場合は、吸湿性のいい天然素材のものか、パイル素材のカバーがおすすめです。
それでも寒い場合は敷きふとんも見直しましょう!
おすすめは、敷きふとんに厚みを持たせることです。
パッド類は毛足のあるものにすることで、熱が逃げることを防ぎ、肩口の冷たい空気の侵入を緩和することができます。
暖かい寝具を使えば、部屋をあたためなくても良いという訳ではありません。
健康のためにも寒い寝室で我慢をせず、空間全体から良い環境になるよう心掛けましょう!
10月10日『ふとんの日』、この機会に冬に向けて寝具の見直しをしませんか?