旅行で睡眠改善を図る
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2024.1.31放送
--------------------------
旅行で睡眠改善
あっという間に1月が過ぎ、2月になりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今月、3連休が2回ありますが、2024年は3連休が多めのようです。
連続してお休みできるのは、なかなか貴重ですよね。
このタイミングで、より積極的な休養をとり睡眠改善を図ってみてはいかがでしょうか?
◆過ごす場所を変えてリフレッシュ
生活習慣を整えようと決意してもなかなか難しくて挫折しがち…。
新年のスタートで立てた目標も、すでに挫折してしまったという方もいらっしゃるかもしれません。
“運動習慣、ゆっくり入浴、よく噛んで食べる…“
実は、過ごす場所を変えると案外簡単に出来てしまうこともあります。
ただ、「枕がかわると眠れない」という方もいらっしゃるでしょう。
それは、“普段通りではない”という「警戒」が、そうさせているものですので、自然な反応です。
しかし、いつもと違う空間でいつもと違う感動があると、リフレッシュできて、健康にもプラスに働く気持ちになることもあります。
◆今注目のウェルネスツーリズム
以前に少しご紹介しましたが、「旅」という非日常的な楽しみの中で健康増進を図ることを「ヘルシーツーリズム」と言います。
さらに、最近は「ウェルネス」という“全体的な幸福感を伴う健康状態”の概念をプラスした「ウェルネスツーリズム」も注目されています。
この「ウェルネスツーリズム」は、簡単に、旅先でのスパ、ヨガ、瞑想、フィットネス、ヘルシー食、レクリエーション、交流などを通して、
“心と体の健康に気づく旅、明日への活力を得る旅”というものです。
旅先特有の開放感で、運動や食事にいい変化を与えられることができれば、それと密接に関係している睡眠にもいい変化を起こしやすいのだそうです。
過ごす場所をかえることで、いい効果を期待するのは「転地療法」といい、湯治や巡礼と言われていたものもこれにあてはまります。
実は昔から行われていたことでもあるんです。
◆ウェルネスツーリズムを意識した旅行計画
旅先での色々な予定を立てなくても、行くだけで睡眠改善が期待できることもあります。
睡眠は、季節による気温と日照時間の変化にも大きな影響を受けているので、冬の季節は日照時間の短さに気が滅入ってしまいやすくもなります。
また寒さは体をこわばらせ、緊張が抜けにくく睡眠の質が悪くなってしまうこともあります。
今年の3連休を使っての旅行プランを立てる時、もしウェルネスツーリズムを意識するのであれば、あたたかいスポットを選ぶことも、睡眠の質を考えるにはいい旅先となるかもしれません。
宿泊先では当然いつもと違う寝室環境も経験することになりますが、朝、目覚めたときに調子がいいようであれば、寝具の特徴をメモしておいて、自分の普段使いの寝具に取りいれることもできます。
ホテルの快適さを目指すと、今後の洗濯や掃除へのモチベーションも上がりそうです。
旅行では日々の家事からの解放というメリットもあるので、よく眠る経験ができた、リフレッシュできた、で終わりではなく、根本的な解決のためには「気づき」と「動機付け」が大事なポイントとなります。
今年は“ウェルネス”を意識した旅で「楽しみながら学ぶ旅」なんていかがでしょうか?
----------------------------------------------------