新年の抱負について
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2024.1.3放送
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睡眠に関する目標設定
新しい年を迎えて、新たに抱負や目標を立てた方も多いと思いますが、睡眠の質をあげることは、あらゆる目標に必ずプラスに働くといっても過言ではありません。
睡眠に関する目標もぜひ一緒に立ててみましょう。
◆5つの睡眠目標の例
◎早起き
まずは、苦手な人には耳が痛い「早起き」です。
早起きをルーティン化するには、なによりもモチベーションが大事です!
リズムがついてしまえば楽に出来るようになってきます。
どんな目標もいきなり高すぎる目標は立てないほうがいいと言いますが、「早起き」の目標も、朝の時間を充実させるために、あれもこれもしよう!と、組んでしまうとハードルが高くなってしまいます。
まず、はじめは起きるだけ。それで十分です。
そして、起きることができたら、自分にご褒美を用意してあげてください。
◎ダイエット
次は「ダイエット」についてです。
「よく眠ると痩せやすくなる」
どこかで聞いたことがあると思いますが、寝不足だと食欲が湧くので余計に食べてしまう…こういったことから言われている言葉です。
実は、食事と運動の条件を同じにして、睡眠時間だけ差をつけて生活をしてもらうと、よく寝たグループの方がやせたというデータもあります。
また、海外の調査では、寝室がうるさいほど太りやすいというものと、寝るときに明かりをつけたままの方が太りやすい…
という調査があることから、よく眠れるように寝室環境を整えることもダイエットに繫がりそうです。
運動習慣を身につけると、睡眠の質もあげることになる。
これは毎日でなくとも「続けること」を頑張ると効果が感じられるようになります。
特に夕方頃にやり慣れた運動をすると、体温にメリハリが出て寝つきがよくなります。
遅い時間には体温が上がってしまうようなハードな運動はせず、ストレッチなどリラックスに繫がるようなものがおすすめです。
◎お酒やたばこ / ネット・SNSの時間を減らす
生活に染み付いたこの2つですが、一日の中で触れる頻度が高いと、やはり睡眠の質は悪化します。
実は我慢ができないという現象は、”寝不足”が原因。
寝不足で脳の働きが落ちるという悪循環を起こしているからこそ、我慢がきかなくなっているんです。
量や頻度を減らすことも大切ですが、夜になったら切り上げる時間を早める、これが効果的です。
◎資格や外国語の勉強 / 新しい趣味を楽しむ
集中力や意欲も、寝不足だと、どうしても低下してしまいます。
新しいことを勉強したその晩に、まとまった睡眠をとることで記憶は定着するので、スケジュール調整はまず、睡眠時間を確保してから組んでみてください。
せっかく始めたい趣味を見つけても、感動や楽しむ心、人との共感などは余裕がないと生まれませんよね。
楽しみたいことがある場合も、睡眠時間は削らずに優先度は高く過ごしてみてください。
◎日記や家計簿をつける
日頃から日記や家計簿をつけていて、考えごとをしてしまい寝つきが悪い人は、夜にその日ストレスを感じたことや感情を紙に書きだすというのもおすすめです。
すっきりするならその紙は残さずに破って捨ててみてもOK!
ストレスを客観視して区切りをつけることができます。
そして朝には、「睡眠日誌」をつけられるといいかもしれません。便利なアプリのタイプもあるので続けられそうなものを試してみてください。
今年の目標にぜひ、プラスで取り入れてみてはいかがでしょうか?
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