不安を解消して眠る方法とは
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2023.8.9放送
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不安を解消して眠る方法
8月9日は、語呂合わせで「ハグの日」🥰
海外ではスキンシップとしてよくみられる光景ですが、日本では気軽にハグというのは、あまりないですよね…。
ハグがもたらす「プラスの効果」というものは、実はいくつも報告されていて、精神的に落ち着いたり、ストレスの解消にもなるそうです。
皆さんは、普段眠るとき、どんな寝姿でしょうか?横寝やうつ伏せ、仰向けなど様々ですが、
クッションやぬいぐるみを抱いて寝ると、なぜか安心する…そんなことはありませんか?
この方法は、夜に不安感から寝つきが悪くなるという方にオススメの方法と言われているのですが、普段のスキンシップの「ハグ」がもたらす効果と似たような効果があるそうです。
◆抱き枕による「プラスの効果」
抱きかかえるものは、出来るだけカラダに接地する面積が大きく、肌触りがいいものがオススメです。
例えば、「抱き枕」であればこんなプラスの効果があります。
・横寝をする時に、上になる足の膝の下に挟ませることで、腰のねじれを防ぐ。
・夏は、掛けふとんとの間にほどよく隙間ができるので、快適さを保つことができる。
◆重い掛け布団で安心する!?
その他の寝具でいうと、重い掛けふとんに包まれることも、似たような効果があるようです。
掛け布団は、重いほうがいい…軽いほうがいい…と好みも分かれますが、重い掛けふとんは、適度な圧迫感が不安感を和らげてくれるといいます。
ふとんに入っても落ち着かず、もぞもぞ動いてしまう方には重めのふとんがいいかもしれません。
一般的に高齢者の方には、重いものよりも「軽い羽毛」をオススメしています。
しかしながら、あまりに軽い羽毛布団よりも、昔ながらの重たい「わたのふとん」を好まれる方がいるのは、そういった”安心感”という部分もあるかもしれません。
ただし、持病があったり、筋肉の衰えなどで自分で寝返りが難しいような方には、重いふとんは適していないことがあるので、ご自身の体質に合わせて試してみてください。
「安心毛布」とは…
心理学の世界で「安心毛布」と呼ばれるものがあります。
タオルや毛布など、身近にあるだけで親から受ける安心感の代わりとなるものです。
◆「安心毛布」の影響は?
「安心毛布」は、親子が同じ部屋で眠るアジア圏よりも幼い頃から親子の寝室が別になっている、欧米諸国の文化で多く見られます。
幼い頃からずっと使っていて、肌触りも変わらず、自分の匂いも沁みついている。傍にあるだけで安心し、少し離れてしまうと不安が大きくなってしまう・・・。
そういったあまりの執着に、小さな子供さんのいるお母さんたちが心配することもあるようですが、子どもの発達的には、特にデメリットはないとされています。
むしろ、「安心毛布」があると、小さな子ども達の感情のコントロールにもなり、自ら手放すまで好きにさせていいもの、とも言われています。
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漠然と不安感が高まりやすい夜。
子どもばかりでなく大人になっても、無意識の中で不安を癒すための行動は、寝ている間にも現れるものなのでしょう。
大人だから...と思わずに、自分の思いに素直に「癒し」となるアイテムや方法に頼ってみてください♪