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スマホが睡眠に影響を及ぼす!?

スマホが睡眠に及ぼす影響について

ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】  2023.8.2放送

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スマホが睡眠に及ぼす影響

皆さん、夜更かしのお供はスマホ!…なんてことになっていませんか??

 スマートフォンが普及して、モニター視聴時間(=画面を見ている時間)が伸びているようです。

好きな時に好きなだけ楽しめるというこのコンテンツは、生活の夜型化と切っても切れないもので、やはり、睡眠が疎かにされる心配があります。

寝る前にスマホを見てしまう方はもちろん、一日の大半スマホやPCを見ている時間が長いという方も、ぜひチェックしてみて下さい!!

◆画面の光による影響

夜にスマホの画面を見ることは、睡眠時間が削られるだけでなく、睡眠にとって問題となる「光」「ワクワク感」で、大人だけでなく子どもたちにも特に影響が大きいとされています。

夜間に目から入るは、覚醒の刺激となり睡眠リズムを整えるメラトニンの分泌を抑制し、眠りに入る邪魔をしてしまいます。

特に子どもたちは大人よりも瞳孔が大きく、水晶体もクリアなため、光の影響をダイレクトに受けてしまうのです!!!
さらに、スマホなどの端末を手に持って操作する場合、大人よりも手が短いため、どうしても物理的に画面と近くなりやすくなります。

◆ワクワク感は控えめに…

「光」だけではなく、「ワクワク感」も睡眠を邪魔してしまいます。

ネットサーフィンやゲームを始めると脳は興奮状態となり、この興奮状態になった脳を抑えるのは大変なことです!

ゲームでなくても、普段行動を起こすと、脳はそのやる気を継続させるため「報酬系」という回路を活性化させて、いい気持ちにさせる働きがあります。
そこにスマホによって次々と刺激が得られると、当然「ワクワク」という感情が起こるので、その結果、ますますのめり込んでしまう…という連鎖に陥ってしまいます。

大人でもブレーキをかけるのには自制心が必要ですが、子どもはまだその部分も未発達なので、自分ではやめられない状態になってしまいます。

◆ゲーム障害とは?

さて、ゲームというと、この10年ほどで注目を集めているのが「eスポーツ」です。

スポーツ競技として捉えるこのeスポーツは、心拍やホルモン分泌の変化など、運動をした時と似た反応をするそうですが、
首や腰、目の負担などが懸念されていて、心配なのが「ゲーム障害」です。

この「ゲーム障害」とは首や腰、目の負担だけでなく、ずっとゲームのことが頭から離れず食事や睡眠、対人関係よりもゲームを優先してしまうため
生活に支障がでるもので、2019年にWHOが疾病として分類しています。

病気となる前に、なんとかできなかったのかと思ってしまいますが、ゲームの世界は脳にとってもそれほど魅力的なものなのかもしれません。

◆電子機器との付き合い方

皆さんは一日のうちどれくらいの時間、スマホやパソコンを見ているでしょうか?

2021年度に行われたネット利用時間調査では、小学生でも過半数が1日3時間以上ネットを利用していました。

推奨される睡眠時間小学生では9時間~11時間中高生で8時間~10時間とされています。

十分な睡眠は、脳や体、こころの健やかな成長には欠かせません。

電子機器の利用が睡眠に悪影響をもたらさないためには、1日の使用時間の制限だけでなく、ベッドに持ち込まないことやスマホの利用時間を夜何時までにする、といったルールを話し合うことも必要かもしれません。

 

大人も子どもも、ついついスマホを触ってしまいがちですが、健康や成長のためにも、就寝前くらいは利用を控えるように取り組んでみませんか?

 


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