夏の睡眠対策について
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2023.7.5放送
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夏の睡眠対策
7月に入って暑い日が増えてきて、寝苦しい日が続いていませんか?
寝不足となると辛いですので、しっかり対策をしていきたいですね。
◆水分補給について
皆さん、夜寝る前に水分は摂っていますでしょうか?
絶対におろそかにしてはいけないと言われる「就寝前の水分補給」!!
よく言われますが、眠っている間というのは、当然何時間も水分がとれない状況になり、その間に水分はどんどん失われていくので、
気づかないうちに脱水状態となってしまう恐れがあります。
◆エアコンでの調整
熱帯夜は、夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜のことをいいますが、この最低気温が25℃を超える夜は昔に比べて増えているようです。
電気代の高騰も気になるところですが、体調を壊して医療費がかかっては本末転倒です。
何より健康第一ですから、”エアコンの使用は躊躇しない!”
そんな意識も持っておきましょう!
ずっとエアコンをつけておくことに抵抗がある方は、早めにエアコンをつけておき、寝室を適温にしておいてから就寝し、
タイマー機能を使ってみてください。
その時のポイントとして、押入れやクローゼットは開けたままにしてエアコンを効かせてみてください。
なぜかというと、ここに熱が溜まったままだと、エアコンが切れた時にクローゼットの中の熱が、せっかく冷やした部屋の空気を戻してしまうようです。
◆エアコンの温度調節
また、カラダの深部の体温が低下していき、深い睡眠が現れる睡眠前半を守るために、最低でも3時間はエアコンを利用して快適な温度に保ってみてください。
睡眠の質を低下させない室温の範囲は24℃~28℃で、良好に保つ場合は26℃程度が目安になります。
その時、湿度が”50~60%”というのも意識してくださいね。
◆エアコン以外の利用方法
扇風機やサーキュレーターで体に直接風をあてない角度に調整して併用するのも一つです。
部屋に気流をおこせば、体感温度は下がっていくので、寝つきやすくなります。
保冷剤を使っている方もいらっしゃると思いますが、首に直接当てるのは避けてください。冷えすぎは要注意です!!
扇風機に取り付けてひんやりした風にするのはいい方法です。
◆寝具での対策
寝具でも対策が出来ます。
ポイントは敷きふとんと接地している背中に熱をこもらせないことです。
こもった熱は大きく寝返りを打つことでしか解消されないのですが、深い睡眠中には寝返りはあまり打てないので、
通気性や吸湿性のある敷きパッドを利用してみてください。
また、同じ部屋で眠る家族と体感温度が合わない時は、空調は暑がりさんに合わせておき、寒がりさんは肌掛けふとんやケット類で調節。
そして、どちらも出来れば足は冷やし過ぎないように、パジャマは長ズボンタイプがおすすめです。
というのも、経験がある方もいらっしゃると思いますが、ふくらはぎの筋肉が冷えると「こむら返り」が起こりやすくなります。
こむら返りは熱中症の初期でも起こることがあるんですが、強い痛みですぐには歩けないので、枕元にお守りがわりの水分を用意しておくと安心です。
◆寝不足への対処法
それでもよく眠れなかったという日の寝不足感は、お昼寝で補ってください。
強い眠気でウトウトしてしまう前に、予防的に短時間目をつぶるだけでもスッキリできます♪
ただ、脱水状態でも眠気やだるさといった症状として出ることがあるので要注意です。
喉の渇きを自覚しにくい高齢者やうまく伝えられない子どもがもし、日中眠いと言ったら、その可能性も考慮してください。
まだ夏は始まったばかりです!
うまく夏と付き合っていくには、しっかり睡眠をとることは欠かせません。
よく眠ると自律神経の働きが整い、汗を適切にかけるため過ごしやすくなります。
出来そうな対策はどんどん試してみてください!(^^)!
是非お聞きください!