11月20日は「毛布の日」
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2023.11.15放送
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毛布の種類や使い方について
朝晩はかなり冷え込む日も出てきましたね。
毛布に包まれる幸せ…を感じる季節になってきました。
ちなみに、11月20日は、「毛布の日」です!
毛布の種類を意識されたことはありますか?
素材でいうと「天然繊維」と「化学繊維」に分けることができ、作りでいうと、「薄い1枚物」と「厚い2枚合わせ」に大きくは分けられます。
◆天然繊維のメリット
まず天然繊維の毛布といえば、「ウール」や「カシミヤ」が有名ですが、「シルク」や「綿(めん)」の毛布もあります。
現在「毛」と表示できるものの中には羊毛と獣毛があります。
獣毛にはカシミヤやキャメル、ヤクの他に「ビキューナ」というアンデス山脈に住むアルパカに似た希少性の高い動物もあてはまります。
このビキューナという素材は繊維の中で最もラグジュアリーと言われており、1点ずつシリアルナンバーがつく毛布は 、300万円の価値が付いています。
天然素材の毛布はふとんとカラダの間の空間を快適に保ち、手触りと吸湿性の良さが特徴です。
◆化学繊維のメリット
変わって、化学繊維を素材とする毛布は アクリルやポリエステルの毛布が一般的です。
アクリル毛布は かさ高と保温性があり、デザイン的にもきれいな柄が表現できるという特徴があります。
ポリエステルという素材は加工がしやすいので とても軽いものや、すぐ乾くもの、極細の糸で柔らかくしたもの、鉱石を練りこんだあたたかいもの・・・など、様々な機能をプラスした毛布もつくることができます。
これに合わせて化学繊維の毛布は虫害を受けにくく“丈夫!”というのも、多くの人に好まれる特徴のひとつのようです。
◆毛布は掛けふとんの内側?外側?
毛布というと、毎年いただく質問があります。
それは、「毛布はふとんの外側に掛けるほうがいいのか、内側に掛けるほうがいいのか?どっちがいいですか!?」という問題。
この問題に答えるためには、使用目的と毛布の種類を意識する必要があります。
あたたかさ重視であれば、カラダからの熱であったまった“ふとんの空気”をたっぷり含める羽毛ふとんの上に毛布を掛けて、蓋の働きをさせると効果的です。
その役割には薄い毛布が適しています。素材は天然繊維でも化学繊維でもOK。
ふとんに入った瞬間のひんやり感を防ぎたい場合や、ふわふわの風合いを感じたい場合は、ふとんの内側に入れるため 蒸れにくい天然素材の毛布がおすすめです。
組み合わせるふとんとの相性も関係するため、なんとなく昔から同じ使い方をされている方は、一度、内・外どちらも試してしっくりくる方を採用してみてもいいのではないでしょうか?
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