睡眠の整え方
ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2022.07.20放送
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夜はあまり早く眠ることが出来ないのに、朝は仕事や学校のために早起きをしていて寝不足気味…という方は多いのではないでしょうか?
平日の睡眠に満足できていないという方は、おやすみの日をどんな風に過ごしていますか?
寝坊してもOK!となると、ついつい昼まで寝て過ごしてしまうかもしれませんが、”寝だめ”はリズムを乱してしまう
ため、あまりオススメ出来ません。
そこで本日は、おやすみの日にオススメの過ごし方をご紹介します!
■リズムを整える過ごし方
リズムを整えるために「出かける」という手もあります。
例えば、旅先での宿泊になるといつもと違う場所での睡眠となり「気付き」を与えてくれることもあるようです。
ホテルや旅館のスッキリと片付いた部屋、さっぱりとした寝具、楽しみな朝食、そしてチェックアウト
…といったように自由な旅ではありますが、旅先での時間の制限に合わせることでリズムが整えられることもあります。
また、最近はキャンプブームのため、夏休みなどを利用してアウトドアを計画している方も多いかもしれませんね。
根本的な話にはなりますが、狩猟や採取で暮らしている民族と、都市部で暮らしている人たちを比較した結果、
大きな睡眠習慣の差はなかったのですが、狩猟採集民族では慢性的な不眠症はほとんど見られなかったそうです。
このことから、自然環境の要素を生活に取り入れると睡眠にいいのではないかという考えがあるそうです。
■自然環境の取り入れ方
自然環境を取り入れて睡眠を整える方法はいくつかあります。
●リラックス効果のある森林浴に、軽く運動効果をプラスするため森林を散歩する
●夜の煌々とした明かりは控え、朝は太陽光をたくさん浴びる
●デジタル機器から離れる
●「1/fのゆらぎ」を探してみる
風など不規則に思える動きをする中に心地よいと感じるゆらぎ方があります。
この「1/fのゆらぎ」は自然界に多いので、炎の揺れ方、小川のせせらぎ、木漏れ日、星のまたたき、鳥のさえずり
などに意識を向けてみてください。
少しの意識をするだけで自然環境を取り入れることは出来ます。
出来るところから試してみてはいかがでしょうか?
■最後に
必要な睡眠時間から足りない分を「睡眠負債」といいますが、日々ダメージとして体に蓄積していく「睡眠負債」は、
週末の1日や2日少し長く寝たからといって解消することは出来ません。
週末に寝だめをするのではなく、平日の睡眠を見直すきっかけとなるよう少しお出かけをしてみてみませんか?
そして睡眠の優先順位を少しでも上げて、休み明けも調子よく始められるようにしていきましょう!