ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2021.10.20放送
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コロナの流行により環境や概念の変化とともに、生活様式・スタイルも大きく変わってきています。
この変化によってどのような影響があったのか、について世界中で調査が進められています。
本日はその中でも「睡眠」の分野で進められている調査についてのお話です。
◆睡眠の質について
調査時期や、その国の被害状況によって差があるので、調査は現在進行形ではありますが、今のところ複数の調査から見えてきているのが「睡眠時間が伸びたこと」「夜更かしからの朝寝坊の傾向にあること」だと言われています。
そしておよそ3割の人々が「睡眠の質が悪くなった」と回答をしているそうです。
<要因として考えられること>
・外に出る機会が減り、運動不足や日光に当たる時間が減ってしまったこと
・パソコンやスマートフォンなどのモニター視聴時間が長くなっていること
・(在宅ワークをしている場合)仕事とプライベートのON・OFFの切り替えが難しく、
夜のリラックスモードの邪魔をしている可能性があること など
その他、長時間のマスクによる軽い酸欠状態や、息苦しさから口呼吸になってしまうことなども懸念されています。
酸欠状態になると、頭がぼーっとして眠気のようなものを感じることがあります。
また、口呼吸は自律神経のバランスを崩してしまう可能性があります。
しっかり換気されており、人との距離を十分にとれるようなところでは、深呼吸をする時間をもつことも大切です。
◆「Well-being」
働き方や生き方などが変わってきたこの時代に改めて注目されているのが「Well-being」の概念です。
幸福で全てにおいて満たされた状態であることは、健康やワークライフバランスを整えるためには大事な要素です。
うまく気晴らしが出来ている人は不眠になりにくいとも言われています。
寝室環境や基本的な生活習慣を整えるだけでなく、自分なりの「Well-being」を見つけてみる、というのも大事なことかもしれません。