ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2021.09.08放送
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長く続くコロナ禍で、不安から鬱々としたりストレスを感じたりしていませんか?
気分転換のために好きなことに没頭したり、勉強に励んだり…色々と試されている方も多いかと思います。
しかし、そんな時こそ「睡眠」の優先順位を上げてみてください!
実は睡眠とストレスには深いつながりがあります。
本日は感情と睡眠の関係についてご紹介します!
◆寝不足と感情
人は寝不足の状態になると、まず脳の前頭葉の働きが低下すると言われています。
前頭葉は論理的に考えたり、集中したり、意欲や感情の調節をしたりなどの役割があります。
寝不足になると、この働きが低下し情緒が不安定になったり、キレやすくなったりすると言われています。
◆「抗ストレスホルモン」
「抗ストレスホルモン」とは、ストレスから体を守ってくれる防御システムのひとつです。
体内リズムの支配も受けているため、朝には多く分泌され夜は少なくなります。
つまり朝の方がストレスに強く、夜にストレスを受けるとダメージが大きいということになります。
さらに睡眠との関係でいえば、カッカしていると交感神経が優位になるので、寝つきが悪くなります。
また、怒ったまま寝ると、その記憶は強化され消去するのがより難しくなります。
気が重くなるようなニュースのチェックは朝方にするなど
夜はなるべく心穏やかに過ごすことをおすすめします。
◆アンガーコントロール
感情のコントロールはなかなか難しいものです。
そこでおすすめするのが、怒りをコントロールして適切に対処する心理トレーニングのひとつ「アンガーコントロール」です。
●怒りのピークをやり過ごす
怒りの対象から離れる「気晴らし」が効果的です。
深呼吸をするなどの方法もおすすめです。
●怒りの度合いを数値化してみる
どの程度の怒りか点数をつけてみようとすると、客観的にとらえられるようになります。
最近感情的になりやすい…。というときは睡眠不足も原因のひとつかもしれません。
日頃から平穏な感情を保つためにも、この機会に睡眠習慣を見直しませんか?