ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2021.6.9放送
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夜も蒸し暑い季節になってきましたが、最近はよく眠れていますか?
このように「よく眠れた」とよく言いますが、
【理想の睡眠】とは一体どのようなものなのでしょう。
実は【理想の睡眠】は未だ解明されつくされていないもので、
個人差も大きく、完全な正解はないとされています。
しかし間違いではないだろうというポイントはあります!
◆ポイント◆
「寝て」「起きて」のリズムが他のリズムと同調し、メリハリと規則性があること
体内時計は「外からの刺激に簡単に同調するもの」「頑固に刻むもの」など複数あるといわれています。
「寝て」「起きて」のリズムは物理的に意思の力で、比較的簡単に変えることができます。
しかし、それに伴って他のリズムも変わってくれるとは限りません。
このように同じ体の中で刻む時計がバラバラだと時差ボケのような状態になり、身体に負担をかけてしまいます。
できるだけ規則正しく過ごすことで体にとっての負担を減らすことができるとされています。
そしてメインの体内時計を外の環境と揃えるのに最も重要なものが「朝日」です。
それにより活動のスイッチを入れ、さらに食事や運動などで体温を上げることで、夜の休息モードとメリハリができ、まとまった睡眠がとれるようになります。
望ましい睡眠時間も体質や年齢によって変わってきます。
多くの人は6~9時間を目安に、翌日の自分の体調や頭の冴え具合で判断するとよいとされています。
「理想の睡眠」は意識したいものですが、気にしすぎると「眠れない…」なんてことにもなりかねません。
寝付きが悪い、熟睡感がない…なんて日もあるかもしれませんが
こんな日もある!と心に余裕をもって乗り切るのが一番かもしれませんね。