ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2021.4.28放送
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【SLEEP CONCIERGE】のコーナーに届いた質問、メッセージに眠りのスペシャリストがお答え♪
Q.久しぶりのお休みの日、7時間たっぷり寝たのに
疲れが取れるどころか、カラダがカッチコチでものすごく疲れていたんです。
しっかり寝たのになんでなんでしょうか?
A.適切に寝返りが打てていないのかもしれません。
寝返りは1晩で20回くらい打ちます。
そもそも無意識にうつ寝返りには、同じ場所に圧がかかって
血行が悪くなるのを防ぐためと、体温調節などの役割があります。
睡眠は時間だけでなく中身・質も重要です。
【寝返りが減る環境要因】
・寒い
・敷き寝具が柔らかすぎる
・寝る場所の幅が狭い など
【寒い】
冬は自分の体温であったまった所から移動すると刺激になるので寝返りの回数が減ります。
【寝具が柔らかすぎる】
敷き寝具が柔らかすぎて腰が沈んでいると、
腰がつらいので楽だと感じる姿勢が増えるため、寝返りの回数が減ります。
また、移動も大変(寝返りが打ちにくい)です。
【寝る場所の幅が狭い】
実は寝ている際、大人はふとんから落ちないよう探りながら
寝返りを打っており、幅90㎝を下回ると慎重になり
深い睡眠が減ってくることがわかっています。
シングルなら90-100㎝なので問題ないですが、
ダブルは140㎝なので2人で寝ていると1人あたり70㎝と狭くなってしまします。
体型にもよりますが、慣れで小さく寝てしまっている人が多いのかもしれません。
また、楽にコロコロ寝返りを打つためには、頭を支える枕も大事です!
すっぽり嵌り過ぎていたり、低すぎたりしていないか、敷きふとんと一緒に見直してみましょう。
その他、緊張が抜けないまま眠りについたり、
普段のリズムからズレ過ぎたりということも疲れの原因になります。
ストレッチや深呼吸といったリラックスタイムをとってから就寝することをおススメします。
まもなくゴールデンウィークです。
休みでも大きくリズムを崩さず、質の良い睡眠を意識しましょう!