ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2021.1.13放送
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1月11日は「成人の日」でした。
今年はどの地域でも、とてもイレギュラーな成人式になったかと思いますが…。
兎にも角にも、新成人の皆様おめでとうございます!
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さて、本日は「成人の日」にちなんで
【若い世代の睡眠】についてのお話です。
睡眠の基礎データが一番充実している世代というのは、
実は、18歳から25歳と言われています。
社会人は仕事環境などの生活リズムにバラつきがあり
高齢者は持病からの影響を考慮しなければいけないので、
被験者として 大学生が用いられやすいことから、データが充実しているそうです。
ちなみに、18歳から25歳に望ましいとされる睡眠時間は
7時間から9時間ほど。
もちろん個人差はありますが、多くの方はこのくらいの睡眠時間を持つと調子よく過ごせるようです。
【若い世代の睡眠の特徴】
・睡眠に対して「柔軟」に対応できる
⇔夜更かしになりやすい
・早起きがつらい!
・休み明けに疲れが出やすい!
⇔生活習慣を意識して過ごす必要がある
睡眠リズムは年齢で変化していきます。
若い世代は「長く、深く」眠ることが比較的簡単で、
その上優先したいことがあれば徹夜もできる…
この年代は睡眠に対して最も「柔軟」に対応できる世代と言われています。
しかし傾向としては「夜更かしになりやすい」ともいわれます。
この夜更かしになりやすい原因は【メラトニン】という
リズムに関わるホルモンです。
10代後半からは子どものころに比べて、ホルモンの分泌量が減り、
ホルモンの出始めも遅くなります。
さらに二十歳前後は体内リズムが遅れているので、【早起きに対する辛さ】がでてきます。
これは早寝早起きを習慣化すれば解決するものではないといわれています。
睡眠は様々なメカニズムで起こっており、
体温変化やホルモンの分泌など、リズムにのっとているものも多いため、
【意志の強さ】や【疲労】だけではコントロールができないとされています。
また、若い世代は特に数日の休みでも普段通りの生活習慣を意識して過ごすことを意識しないと、休み明けに疲れがドッと出やすくなってしまいます。
休みの日は時間に縛られずにゆっくりしたくなりますが、
お休みの日でも平日でも、規則正しい生活を心がけていると疲れずに済むということになります。
若い世代はもちろん、他の世代でも
【体内リズムを意識した生活】を送ることが理想ということ!
「夜型」の人「朝型」の人…体内リズムはそれぞれ…
個人の体内リズムによりそう社会になれば、多くの人の負担軽減にも繋がるのではないでしょうか!