ねむりのコンシェルジュによるお役立ちラジオ
FM京都【SLEEP CONCIERGE】 2020.12.16放送
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最近よく耳にする「SDGs」という言葉…「SDGs」は、2015年の国連サミットで採択されたもので、
2030年までにみんなで達成しようと掲げられた
「持続可能な開発目標」の略称です。
地球環境、不平等、繁栄など、大きく17の目標が掲げられています。
本日は、その「SDGs」と寝具業界の関わりについてご紹介します!
【SDGsの目標と寝具業界の関わり】
●「すべての人に健康と福祉を」
●「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」
●「質の高い教育をみんなに」
●「つくる責任、つかう責任」
まず、「SDGs」3つ目の目標、「すべての人に健康と福祉を」。
この目標は、すべての人が健康であること、病気を予防できること、
適切な治療を受けられることなどが掲げられています。
「質の良い睡眠」ももちろん、健康に繋がることです。
例えば、毎日同じリズムで睡眠をとって、体の状態を整えても
“寝具”が合っていないと睡眠の質は悪くなってしまいます。
「SDGs」の7つめの目標、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」。
この目標には、Co2排出削減と
リサイクルなど資源を大切にする取り組みで貢献をしています。
例えば、Co2排出削減に関しては、
かさばる敷きふとんなどを梱包する時に、圧縮梱包する技術を用いて
過剰包装を控えるなどの取り組みを行っています。
また、資源を大切にする取り組みとしては
長年の使用により側生地の汚れやへたり、
片寄りなどが気になりだした羽毛ふとんを、
資源の回収・再生の考え方として、新たな側生地に詰め直すサービス
(羽毛ふとんの打ち直し「エコリフレッシュ」)を提供したり、
回収した古いふとんから、原料や燃料へリサイクルできる
「BRINGプロジェクト」という取り組みを行ったりしています。
「SDGs」4つ目の目標、「質の高い教育をみんなに」。
この目標に関しては、業界団体と日本睡眠環境学会が協力して
睡眠環境・寝具指導士という資格制度をつくるなど、
快眠のための相談にも乗れる人材育成に力を入れています。
そして「SDGs」の目標12個目、「つくる責任、つかう責任」。
消費者も商品の原材料や製造、使用、廃棄といった一連に関心をもつことが求められています。
【わたしたちにもできること】
●寝具の取り扱い説明をしっかり読んで、大切に使う
●適度なメンテナンスを検討する
●機能性の素材を用いた寝具を使う など
資源を大切にするため、適切なメンテナンスをぜひ検討してみてください。
また、環境にやさしいとされる天然素材以外でも
機能性のあるアイテムは、商品を売るだけのことを考えているのではなく、
地球全体の環境問題も考慮した、様々な利便性を備えた商品が誕生しています。
涼感や発熱など機能性の素材を用いた寝具を使うと、
冷暖房機器の使用や使い過ぎを減らすことに繫がり、地球温暖化対策にもなります。
是非この機会に身近なところからはじめてみてはいかがでしょうか。